インド競馬巡回記

Indian horse racing fan in Japan

Wadiyar Cup (Gr.3)を振り返る

昨日5/14にバンガロール競馬場でWadiyar Cup (Gr.3)が行われSERJEANT AT ARMSが勝ちました。このレースを振り返ります。

3/4・3/5に行われたIndian Turf Invitation Cupウイーク、というのか知りませんがインドにおけるブリーダーズカップデイとかドバイワールドカップデイみたいなのがあって、その時の短距離路線のSuper Mile Cup (Gr.1)の1着SERJEANT AT ARMSSprinters' Cup (Gr.1)の2着SMILE STONE、3着SHIVALIK STARSuresh Mahindra Multi-Million Trophy (Gr.2)の1着BOLD COMMAND、2着SMILE STONE(2日連戦)、5着FIRE GLOWあたりがこのレースに揃い、夏のバンガロール開幕にふさわしい賑やかなレースとなりました。

 レース自体は一番人気SERJEANT AT ARMSが4角で馬なりで先頭に立ち、直線でもほぼ追うことなく押し切る圧勝劇でした。

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これでSERJEANT AT ARMSは11戦9勝2着2回、重賞は8勝目(うちGr.1は4勝)となり名馬の領域に侵入してきました。血統は母系は私が何度も取り上げているように9-cの馬でムムタズマハルの姉・レディジュラーのラインであり、父はアンフワイン系のIKHTYAR (IRE)です。

と、ここまで見ると前途洋々のようですが、私には1つの懸念があります。確かに勝つ時はほぼ4角馬なり圧勝なのですが、二度の敗戦時も実は同様のレースっぷりで直線半ばあたりまで馬なりなんだけど結局逃げた馬を捉えられず2着に負けています。もう少し言うと普段ほぼ馬なりで勝っているから思いっきり追えばもっと伸びそうに思ってるけど実際は追っても伸びないのではないか、競って弱いのではないかという懸念です。これは先日の記事「インド種牡馬辞典(2016)分析編 - インド競馬巡回記」で書いたように父IKHTYAR (IRE)は明らかに競って弱い傾向があり、結果としてはSERJEANT AT ARMSはその例外であるが、性質としては忠実に受け継いでいるように思われます。

当然私は9-cの馬を応援しており負けて欲しい訳ではないので、引退まで馬なり圧勝できることを願っています。

余談としては負けた2頭はいずれも牝馬であり、うち1頭はウインレジェンド産駒のHALL OF FAMERです(下の動画の方)。

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